お母さんも自分を一番大切に

エネルギーは、自分に満たされていないと人に与えることはできない。

ある意味お金と同じかもしれない。

もともとコツコツ派ではなく極限まで自分を追い込む派で、試験前はたいてい直前の数週間全集中してエネルギーを使っていた。2日くらい寝なくても自分を誤魔化しながらやりくりできたし、少し寝ればすぐまたエネルギーが溜まっていたように思う。というか、自分のエネルギーのことなど考えなくても、なんでもできた気がする。

しかし結婚してから、正確には歳を重ねてからというもの、そうはいかなくなってきました。

体力が落ちてくる身体。あふれる洗濯物や散らかる部屋を追い込むこと(放置)はできても、子どもの体調や空腹は待ってはくれない。なんでも自分のペースというわけにはいかなくなる。仕事をしてお金を稼ぐことが子どものためになると信じて、部屋が綺麗に片付いている方が教育にいいと信じて、時には疲れていることにも気づかないくらい走り回っている。

でもやっぱり、お母さんも自分を一番大切にしてほしい。

分け与えるエネルギーをまずはお母さんの体に充してほしい。

親を頼ってもいいし、お友達に子どもを預けてもいい。仕事だって休んでいいんです。自分が1日休んだくらいで回らなくなる仕事なんてほとんどありません。ちょっとした自分の時間を作るってとっても大切です。それは、贅沢でもなんでもありません。お母さんだって疲れるし、お母さんだって休憩していいい。24時間、365日お母さんの役を務めなくていいんです。夫婦で出かけて恋人気分になったり、友達と乾杯を楽しんだり、独身時代のように1人で部屋に閉じこもって映画を観たり。やりたいこと考えるだけでワクワクしてきますよね。

寂しがる子どもを誰かに託して自分だけ出かけるのは気が引けるかもしれませんが、それも最初のうちだけです。子どもはすぐ慣れてきて、お母さんのいない自由時間を楽しめるようになるものですよ。

いつもよりちょっと贅沢に、イチゴのアフタヌーンティーを楽しんできました。
気の合う友人との時間は、大切な心の栄養です。

親自身が自分の人生を楽しみながら、自分を大切にして生きていくことは、子どもにとっても素晴らしい励ましになります。

Active Parenting より良い親子関係講座 マイケル・ホプキン著

人生の先輩として、人生を楽しむ姿を子どもにみせる。

これも立派な子育て方だと思います。

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