誰に対する責任か

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「この人は信頼できるな」

「なんかかっこいいな」

その判断基準は、その人の責任感のある態度だと思います。

『責任』

子育てにおいても、子どもに育みたい資質の一つとしてお伝えしていますが、
ではこの責任とは、誰に対するものなのか考えたことはありますか?

子どもに対する親としての責任

親になれば必ずついてくるものです。
子どもを健康にその子らしく育てる責任は、どの親にもあるといっても良いでしょう。

自分自身に対する責任

こちらはどうでしょう。
ちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、私が大切にしているのはむしろこちらの方かもしれません。

自分に対する責任なしには、親としての責任も負えないのではと思っています。

いつも子ども本位に考えてしまって、自分の友達との約束は後回し。
子どもの行事のために、休日もドライバーやお手伝いさんのような働き。

でもそれは子どものためだもん。だってそうするしかないよね。
好きなことしたいけど(子どもの予定があって)できない。
自由な時間を過ごしたいけど(子どもの用事に付き合って)ムリ。

本当にそうでしょうか?

自分は決めてないけど仕方なくそうしている。


例え相手が子どもであれ、そういう自分の態度は責任のあるものと言えるでしょうか。

私はこう思っています。


行動するかしないかはいつも私が決める。だから私の行動には私が責任を持つ。

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二男くんは県外遠くの全寮制高校へ通っているので、中学から続けている部活の試合も気軽に観にいくことはできません。先日は高校生最後の大会があり、保護者も観戦可能でした。それを知った時、試合会場に行って応援したい気持ちでいっぱいになりましたが、試合の日、私には別の予定が入っていました。その予定をキャンセルして飛行機を予約し、観戦して帰ってくることもできなくはありませんでしたが、私は行かないと決め、二男くんに応援メッセージを送りました。理由はこう信じているからです。

試合会場に行って声援を送るだけが応援ではない。離れていても心から応援しているし、彼もそれをわかってくれるはず。お互いできるだけのことを精一杯やろう。

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「責任感のある大人になってほしい」

ほとんど全員の親が願うことかもしれません。ですが責任感とは、急に現れるものではなく、日々の選択と経験が積み重なって育っていくものです。そして子どもの道徳に根付いた責任感は、近くにいる大人(親や教師)の責任のある態度からこそ育まれるのだと、私は思います。

誰に対する責任か。

考えてみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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