「もー、感謝しとっちゃん。お風呂ってなんであんなにはぁーってなると?入ったらお湯に包まれてリラックスするし、湯気でお肌が潤うし。もう最高やない!?」
とか
「お布団ってやばいやん!?包まれたら少しずつあったかくなって守られとる感半端ないよね。もうずっと包まれとってもいいって思うくらい気持ちが落ち着くとよ。毎日お布団に入れるって私幸せすぎん?」
などなど。そんなことをわざわざ伝えにくる長女のほっこりした笑顔といったら。聞いているこっちまで幸せにしてくれます。
お風呂やお布団。これって毎日のことだし、言ってしまえば当たり前に過ごしている生活の一部です。そんな超がつくほど当たり前な日常の一コマをこれほど味わって幸せを感じているなんて。この方、なんてマインドフルネスな生き方しているんだろうと感心してしまいました。
マインドフルネスは、現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想及びその他の訓練を通じて発達させることができる。
Wikipediaより
マインドフルネスに生きるとは、今この瞬間を生きて今ここにある幸せを感じることができるということ。
たとえば年に数回豪華客船での旅行をしたり、ファーストクラスで世界1周なんて素敵な時間を過ごす。旅好きな私にはとても魅力的でいつかは果たしたい夢でもありますが、そこから得られる幸せは、娘のように日々のなんてことない日常に幸せを見出せる人の幸せには敵わないと思います。そして、マインドフルネスな心の持ち主である娘は、これから何が起こってもやっていけそうだなと確信しています。
社会には人生を登山のように考えて、頂上を目指すレールの上を歩くよう押し付ける大人たちがたくさんいます。それは人生を線で捉え、そのほとんどを途上としてしまう考え方です。でも実際、人生は線ではなく点の連続です。私たちは今ここを生きることしかできません。今ここどう生きるかが、人生をどう生きるかそのものなのです。そう考えると、当たり前に過ごしているいまこの時間さえ愛おしく、今日を過ごせたことに感謝の気持ちが湧いてきませんか。
今日お風呂に入れたこと。今日布団で眠れたこと。マインドフルネスに点の幸せを感じられる心を持ち続けること。
娘に倣って、そんなことを考えた夜でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。