「最近の心配事はなんですか?」
そう質問されると、お母さんは大体お子さんへの心配事が頭に浮かぶのではないでしょうか。
「進学先が心配。」
「一人でちゃんと生きていけるか(稼げるのか)不安。」
「夢がないのが心配。」
子育てに心配事が一つもないことはないかもしれません。多くの心配事は、お母さんが先回りして勝手に作り上げている心配ではないのかなぁと感じています。
お子さんを愛するが故に、『親の思う』安全な道を歩かせたい。『親の思う』失敗はさせたくない。
きっとそういう気持ちから生まれる心配だと思います。
情報の溢れる今の時代、子育てについての不安や心配事を取り上げているメディアは多いですよね。でも解決策を求めて情報を探しても、情報を得ることでかえって不安になることはありませんか?もしかしたらメディアに取り上げられていることで、大きく表現されていたり、稀なケースなのによくあるケースのように報じられていたりすることもあるかもしれません。しかし多くの場合、いつも心配している親には情報を鵜呑みにしてしまう傾向があるようにも感じます。
でも考えてみてください。失敗を避け安全な道を歩ませることで、失敗から学ぶという貴重な体験を子どもから奪ってしまっていませんか。失敗することは恥ずかしいことです。ですが、失敗することで、次はこうしてみようとか、もうやらない方がいいとか、新しい学びがきっと生まれると思います。教科書や本で読んだ内容よりも、実体験からの方が何倍も多く学んだ経験は、お母さんたちにもたくさんあると思います。もちろん命や健康に影響を与えるような行動は、親として当然止めなければいけません。しかしそれ以外のチャレンジに対しては、寛容でいたい、応援したいと、私は思っています。
親にできることはただ一つ。
『子どもを信じること』
それだけだと思います。信じるとは『この子は失敗しないから大丈夫』ではなくて『この子なら失敗しても大丈夫』と信じることです。そして、そうやって『親に信じてもらった』と感じられた子どもは必ず、自分の人生を自分の力で生きていく力を育むことができるものです。
答えのない不安定な社会だからこそ、数値化できないその子の持っている力を信じること。
そしてそのためにまず必要なことは、お母さん自身が自分を信じることです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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