仕送りの心配をせず海外の大学へ留学する方法

<海外の大学へ留学>と聞くと、

『お金がないからうちの子には関係ない』

と、まずは金銭の問題が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。もっとお金があれば子どもを海外で学ばせてあげいたいのに、とにかく

留学=お金がかかる

のイメージありますよね。
参考までに、日本の大学の学費(在学中にかかる費用の目安)は、

国公立大学の場合:約200万円〜250万円
私立大学の場合:約350万円以上


と言われ、自宅外から通う場合これに加えて毎月の生活費や交通費などがかかり

日本の大学生への仕送り額の平均:月71,500円(2018年全国大学生活協同組合連合会の調査による)

だそうです。日本の大学に通うとしても、自宅外からの通学となるとこれだけの金額がかかります。どこの大学へ進むかはその大学に必要な学費を調べた上で、自分にフィットする学校を見つけることができると思いますが、学費の都合がついたとしても自宅外から通学する大学へ進学するとなると、最低限の生活費は必ず必要になります。最近は生活費をアルバイトで稼ごうという学生も多いですが、アルバイトに明け暮れるが故に単位を落として留年、もっと悪ければ退学になった学生も実際少なからず見てきました。

そこで
<留学させたいけどお金が・・・>
の問題を、とりわけ仕送りの問題は解決できる一つの方法を紹介します。

それは

『カナダのCo-opビザ』

です。
正式には、Co-opワークパーミットと言い、学生ビザと就労ビザがセットになったものです。(以下Co-op)

カナダの大学にはCo-opプログラムと呼ばれる「就労体験」が含まれたプログラムが数多く提供されています。大学在学中、プログラムの50%までフルタイムで働くことができる制度で、詳細は州によって異なりますが、有給であることが義務付けられている場合があり、その場合就労期間中の収入の目安は月10万円〜20万円になることもあるそうです。一般的に「インターン」として扱われますが、日本で言う「インターン」とは少しイメージが違いますね。なお、Co-opでの就労中は、定期的に学校にレポートを提出して学校の科目の一つとして評価を受けます。

Co-opでは、学校側がインターンの手配を行っている場合があり、高度な仕事に就きやすいのが特徴です。大学で自分が学んでいるプログラムに関係のある仕事に就けるため、自分で探すアルバイトより充実した就労体験ができます。

仮に、2年間カレッジに通うとした場合、最初の1年は学生ビザのみなので週の就労時間は20時間までとなりますが、2年目はフルタイムなので週40時間働けます。参考までにバンクーバー(British Colunbia州)の最低賃金は$14.60日本円で約1,130円です!(2020年6月1日現在)

単純計算すると、週給は
週20時間就労:1,130円×20=22,600円 
週40時間就労:1,130円×40=45,200円

1ヶ月(4週間)と考えると、月給は
週20時間就労:22,600円×4=90,400円
週40時間就労:45,200円×4=180,800円

となり、

日本の大学生への仕送り額の平均 < カナダでのアルバイト収入

ということになります。カナダの物価は年々上昇しており、最近では食料品をはじめ多くの商品が値上がりしているようですが、日本と比べて特に物価な高いというわけではありません。大学の学費自体の支払いについてはもちろん発生しますが、もし大学在学中にお子さんが計算通りの収入が得られるとしたら、仕送りの心配は減ると思いませんか。

また、前述したようにCo-opでの就労は自分の学んでいるスキルを活かせる仕事ができるという点が素晴らしく、海外で高度な仕事をするという経験は、帰国した場合の日本の就職活動でも強力なアピール材料になると思います。多くの日本の大学生が自分のスキルに関係なくアルバイト先を選んでいるという現状からしても、Co-opのシステムは利用する価値があると思います。

実際に息子がお世話になっている「日本ワーキングホリデー協会」では、ワーキングホリデー以外にも語学留学ほか、様々な相談にとても親切に無料で対応していただいています。(決して回し者ではありません 笑)

<留学させたいけどお金が・・・>

で諦めずに、大切なお子さんの将来の道を、お子さんに寄り添って探してみてくださいね。

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