sieraという方から突然のメール。PDFファイルが張り付いてる。なんだろう?
なかなかに高度ななりすましメールが毎日のように来る昨今、ファイルを開いて良いものか迷い、送り主のアドレスを再度確認すると、airfranceの文字。
「もしかして?」
約3週間前、コロナにより泣く泣くキャンセルしたairfranceのチケットの払い戻しについて、インフォメーションに問い合わせしていたのでした。
去年の年末に購入した航空券は、子どもたちには未経験のパリ。長男の留学前、次男の高校進学(寮生活)前の、最後の家族旅行になるはずでした。それなのに、まさかこんなことが起きるなんて。でもその時は、事態がこれほど長くなるとは思わず、多くの人が延期したら大丈夫くらいの気持ちでキャンセルされたと思います。私も全く同じ考えでした。
家族6人でヨーロッパ。予算的にそんなに良いチケットは購入できません。なので、チケットは返金不可。コロナによる特別措置として手数料無料でチケット代と同額のバウチャーに変換してもらい、バウチャーの使用期限はキャンセルした日(今年の2月)からまる1年ということでした。
使用期限が迫る中、世界の海外旅行事情は全く予想のつかない状態が続き、季節が変わるごとに6人分のバウチャーの件が頭をちらつくようになってきました。
「もし旅行に行けない状態が続いたら、バウチャーはどうなるのだろう。まさか返金なしで無効になることがないよね。汗」
と思いたい。でもこれは日本人的な発想。こちらから訴えないと何もしてもらえない!と学んだのも、旅行にまつわる強烈な経験からです。
去年の夏、私は息子と二人でシカゴ であるローリングストーンズのライブに行きました。その時ももちろん個人手配のチケット。台北乗り換え、シカゴ行きの予定でした。しかし、福岡を出発して台北へ到着する前に大変なことが起きたのです。
<航空会社のストライキ>
それはそれはカオスで貴重な経験でした。
(航空会社のストライキについては、ここで書くと長くなりすぎるので、また別の投稿で詳しく書くことにします)
色々あって、結局息子と私はギリギリのところでコンサートに間に合うことができましたが、その時もとにかく訴える。行動する。係りの人1人に訴えて待っていてもダメ。ありとあらゆる窓口にとにかく行って、何が起きていてどうして欲しいのか伝え続けました。
↑ソルジャーフィールドでのライブは最高以外何も言えない
話がシカゴに逸れてしまいましたが( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
airfranceからのメールには
『your refund has been processed』
の文字。やったー!やっぱり言ってみるもんだ!ダメだと思っていても、そうでないこともある!だめと思ってもとにかく行動あるのみ!と再確認した日でした。
これでゆっくりじっくり、次の旅行の計画が立てられます。
「それとも返ってきたお金で、住宅ローン返すかな?」
と一気に現実的な思考になるのも、主婦のさだめでしょうか。
好きな時に行きたいところへ行けることがどんなに幸せなことかと思える。
そんなことに気づかせてもらえたコロナさんに、少しだけ感謝した日でもありました。
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