我が家の中学生は、部活にも塾にも所属していないため、おそらく同級生に比べて家にいる時間が多い。
それに加えておしゃべりな体質のようで、私がリビングで仕事をしていると決まって話しかけてきます。
『今日も始まったな』と思いつつも、話しかけてくれるなんて幸せなことだと思い、時間の許す限り出来るだけ手を止めて話を聞くことにしています。
たいていたわいのない学校の一コマの話から始まり、自分の趣味の話や、食べ物の話へ。
そしてしばしば楽しい話は、結構深刻な話に発展します。
「部活に行きたくないけど親に反対されるから辞められない。」
「このくらいの点数だと親になんて言われるか心配。」
「趣味の話をしても親にくだらないと言われるから話したくない。」
「家に帰りたくない。」
などなど、聞き捨てならない会話が友達の間で日常的になされているそうなのです。
それも、結構な人数の友達が同じような話をしてくるようで。
中学生ってそんなこと考えてるの?
この世に生まれて10年そこらしか経っていない子どもが、大人の目を気にして行動し、親に話を聞いてもらうこともなく諦め、しかも心休まる居場所がないって?
そんな子は、いったいどういう気持ちで毎日過ごしているんだろう?
部活に所属している子は、朝はやく家を出て朝練から始まり、学校が終わると塾へ急ぐ。暗くなって家に帰るとくたくたで、ゆっくりしようと思ってもあっという間に寝る時間。
それに加えて、本来ならば心休まるはずの家庭では、親に話しても聞いてもらえないからと本音で会話すらできない。
もしこのような日常が本当にあるならば、皆さんはどう感じますか。
子どものためを思ってのその一言。
本当にその子の気持ちに寄り添っていますか。
子どもの人生を自分の知っている範囲の安全な世界に引き寄せていませんか。
中学生にはまだまだ親が必要
中学生になると体つきもよくなり、身の回りのことは自分でできるようになるので、親はつい大人の都合で子どもをあしらってしまいがち。
ですが、中学生にはまだ親の関わりが必要だと思います。
今の、目の前にいる、だいすきな我が子の本音って?本当は何を思っているのかな?
ちょっと考えてみてください。
親元を離れて姿が見えなくなると、その作業はとても難しくなります。
だから今のうちに。
我が子の心を、本当の気持ちを、想像してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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